後がない

 人生なかなか思うように行かないことが多いので、今までにビジネス本も何冊か読んできました。自己啓発などのビジネス本を本屋さんで立ち読みするときに、20歳からの・・・とか、35歳からの~~~とかといったタイトルに年齢の入った本にしばしば目が留まりました。今年50歳になった今、本屋さんで目にする本のタイトルに50歳以上の年齢が入っているものがほとんどないことに気付きました。やっと一冊だけ「51歳からのルール」というタイトルの本を見かけました。いろいろなことを成し遂げるには人生も残り少なくなってきていることに改めて気付かされました。

2011/6/27

アトピー便り14:アトピー?あせも?

 最近よく小さなお子さんのお母さんからあせもがひどくて診てくださいと言われますが、あせもではなくアトピー性皮膚炎そのものの悪化であることがよくあります。あせもは汗をシャワーで流したり、水をしぼった濡れタオルでやさしく拭いたりすることでスキンケアを行うことが大事です。かゆみが強い場合や明らかな湿しんになっている場合を除いては基本的にはあまりステロイド外用剤を使いません。一方、アトピー性皮膚炎も汗によって症状が悪化することが特徴ではありますが、軽いあせもとは違ってステロイド外用剤での治療が欠かせません。アトピーが悪化していながら、あせもと考えて治療が遅れてしまいますとますますひどくなってしまいます。元々乾燥肌の傾向がある子どもさんにつきましてはあせもかなと思ったら皮膚科専門医を受診してアトピーかあせもかどうか診てもらうことをお勧めします。

2011/6/26

皮膚のトラブル急増中

気温の急激な上昇に伴い、あせもや虫さされ、水虫、紫外線による皮膚のトラブルなど、夏の皮膚病が目立つようになりました。特に、昨日は多くの患者さんに受診いただきましたが、待ち時間が長くなりご迷惑をおかけして誠に申し訳ありませんでした。
当クリニックで昨日のように大変混雑することはめったにありませんが、夏場は多少混みあうこともあります。時間の許す方は平日、特に午前中に受診いただきますと落ちついて受診いただけるかと思います。また、今年の4月から平日午後1時30分から診療を行っておりますが、まだ十分に周知されておらず、3時までの間は最ものんびりした時間帯となっております。患者さんの混み具合につきましては日によって差が激しく、多忙のため診察時間が十分にとれない方はあらかじめ電話でご確認の上受診いただければと思います。尚、アトピー性皮膚炎の患者さん、親御さんにつきましても、外来が込み合っている場合には初診時にも十分なお話が出来ない時があります。疑問、お悩みが解決されない場合にはご遠慮なくアトピー勉強会をご利用ください。宜しくお願い申し上げます。

2011/6/26

アトピー便り13:アトピー勉強会について

 いまだに乾燥注意報が発令される日々が続いています。ところが日中は汗ばんだり、強い日差しが照りつけ始めましたので、症状の落ちついていたアトピーの方は急激な悪化にご注意ください。シャワーや水をしぼったタオルでやさしく拭くなど、汗に対するスキンケアや肌にやさしい日焼け止めの使用などを心がけてください。  
  先だってアトピー勉強会を開催しました。1名の参加でしたが、直接いろいろお話をお聞きすることが出来て大変勉強になりました。普段患者さんや親御さんが疑問や不安に思っていることと、こちらが診察の時にお話する内容とに微妙に差があるのではないかと感じることもあります。通常の外来診療では十分に時間がとれないこともあり、こちらが伝えたいことを一方的にお話するだけで終わってしまうことが多くなってしまいます。アトピー勉強会を通して患者さんや親御さんのお話を伺いながら、医師患者間の相互理解のもとでより良いアトピー診療を行うために今後も続けていこうと考えています。一回だけの勉強会では十分でない場合には何度でもご参加いただいても構いません。また、参加者同士の情報交換の場としてもご活用いただければと考えていますので多数の方にご参加いただければと思います。詳細は当ホームページ内のアトピー勉強会のご案内をご参照ください。

2011/4/29

アトピー便り12:アトピー患者さんの近況について(2011年春)

 冬場の乾燥により症状が悪化していたため治療をきちんと続けていた患者さんの中で、つけ薬がきれてもそのままで様子をみていたために急激に悪化してしまったケースや、汗をかく機会が少しずつ増えてきて、かゆみによる掻きこわしのために悪化する患者さんが増えてきました。一度症状がひどくなりますと、強い治療をしっかりと続けなければなりませんので早めの治療ならびにスキンケアの継続を心がけてください。
 ステロイド恐怖症、ステロイド忌避の方が依然ごくわずかながらも見られますが、適切な治療を行えばステロイドの使用量を少なくしたり、ひいては中止もしくは中断したりすることもできます。ステロイドのつけ薬は正しく使えば恐くありません。主治医の皮膚科専門医の説明をよく聞いて、適切な治療を継続するようにしましょう。

2011/4/5


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