アトピー便り53:アトピー勉強会中止のご案内

これまでホームページ上でご案内させていただきましたアトピー勉強会ですが、このたび中止させていただくこととしました。アトピー性皮膚炎についての診療につきましてはこれまで通り変わりなく行っていますので、ご質問、お問い合わせ等はご遠慮なく診察時にお申し出ください。

2016/11/17

記念すべき日

今日は松山市内は地方祭で賑わい、当クリニックもお休みさせていただきましたが、そんな中ご近所の松山市総合コミュニティセンターでプロバスケットリーグB2愛媛オレンジバイキングス対鹿児島レブナイズの試合を観戦してきました。オレンジバイキングスのプロリーグ参戦後の初勝利を間近で目にすることができて大変感激しました。最前列で観戦しましたので、生で見る迫力、目まぐるしい攻守の移り変わり、接戦になったこともあり、会場の応援も盛り上がり本当に楽しかったです。オレンジバイキングスがこれからも勝利を積み重ねていって、いずれはB1へ昇格し、プロ野球やJリーグと同じようにさらに盛り上がっていくことを期待しています。地方祭の後にもかかわらず会場は観客で賑わっていましたが、さらに観客であふれかえるように地元の多くの皆さんが会場に足を運ばれることを願います。もちろん愛媛FC、愛媛マンダリンパイレーツの応援もよろしくお願いします。

2016/10/7

アトピー便り52:受診後の問い合わせについて

診察を受けられた後、当日もしくは翌日に問い合わせの電話をいただくことがあります。伝え忘れや聞き忘れによるものは改めてお話すればあまり問題になることはありません。ところが、お薬を塗ったり、飲んだりして症状が悪くなったので、薬が合わないのではないか、どうすればよいかといった問い合わせにはどうすべきか迷うことがあります。電話の情報だけでは症状がわかりませんので基本的には翌日以降再診してもらうのが良いのですが、週末や祝日の前などの場合にはすぐに受診ができない場合もありますし、アトピー性皮膚炎の場合には症状が悪化している場合には皮膚の感染もおこしやすくなっていて、単純ヘルペス感染症であるカポジ水痘様発疹症や細菌感染症であるとびひなどが一緒に起こると湿しんの治療を続けると却って悪化しますのでその時点で見極めをするしかありません。
アトピー性皮膚炎に限らず、皮膚症状が軽症ではない場合で、受診後に皮膚症状が悪化したり、高熱など、全身症状を伴う変化が出たりした場合の問い合わせには特に苦慮します。時間があれば再診してもらい、症状の見極め、治療を再検討した上で必要であれば基幹病院皮膚科や小児科に紹介させていただきます。週末など時間の余裕がない場合には電話の情報から全身症状が皮膚と関係がないと考えられる場合には小児科をそのまま受診してもらうこともあります。
症状が良くならない(特に重症、急激に悪化する)場合には、時間や費用などの関係から電話問い合わせで済ませたり、転医したりするというお気持ちもわからないこともありませんが、月曜日から金曜日までの朝一番の時間に再診されれば必要に応じて午前中に紹介可能ですのでできる限り最初に診てもらった皮膚科を受診されることをお勧めします。ただし再診時に経過観察に終わる場合もあり、この時点で了解、納得できない場合には転医を考えられた方がよろしいかと思います。その場合にも勝手に転医するよりも基幹病院にセカンドオピニオンを求めて紹介状を書いてもらう方が得策です。尚、症状、状況によっては基幹病院に紹介しかねる場合もありますのでご了解ください。

2016/10/4

オリンピックアラカルト

スポーツ再考2016春というタイトルで投稿しようと思っているうちに夏真っ盛りとなってしまいました。リオ五輪では日本人選手の活躍が目覚ましく、大変うれしい限りです。時差の関係からリアルタイムですべてのシーンを観ることはできませんが、今までのところは男子競泳萩野、瀬戸選手の400m個人メドレー決勝と男子体操団体決勝は生放送で感動の瞬間を満喫することができました。スポーツの生放送(野球、サッカー、テニスは除く)は緊張しすぎて体に悪いので、最近は結果の分かっているものを観ることが多くなっていました。特に男女を問わずフィギュアスケートはその最たるもので、日本人の強い選手も数多くいるので応援はしたいのですが、あまりにもストレスがかかりすぎますので生放送で観るのは控えていました。そうした中でたまたま観た体操男子団体の金メダルは本当に感慨深いものがありました。子供のころから体操ニッポンの名のもとに金メダルが当たり前の時代が長く続いていましたが、いつの頃からかソ連、中国の後塵を拝するようになり長い期間が過ぎていました。今大会は内村選手を中心に歴代でも最強のメンバーを揃えて、昨年の世界選手権でも優勝していましたので、あの記憶に新しい感動のアテネ五輪以来の金メダル獲得の場面を比較的安心して観られるかなと思っていました。予選でつまづいたり、決勝も出だしでつまづいたりしましたので、それなりに心臓に負担はかかりましたが、結果的には感動的な幸せいっぱいな結末となり、改めてオリンピックを堪能させてもらいました。男子柔道の大野選手はリアルタイムで観ることはできませんでしたが、前回大会ゼロの金メダルを獲得して後の選手にもつながるものと期待しています。
一方で、男子フェンシングの太田選手の初戦敗退もリアルタイムで観ましたし、内村選手の予選での鉄棒の落下シーンにも驚きました。良いことばかりではありませんが、悲喜こもごもしばらくの間オリンピックに釘付けの毎日となりそうです。これからも日本人選手全員が活躍することを祈っていますが、特にテニス錦織選手が金メダルを獲得して、グランドスラム大会での優勝につなげてくれたらいいなと思っています。
最後にもう一つ。イチロー選手の大リーグ3000本安打を忘れてはいけません。記録の偉大さだけでなく、談話にはいつも深い意味が込められていて大変ためになりますので、50歳までの現役続行、4000本安打達成を目標にずっと活躍し続けてくれるよう切に願っています。

2016/8/9

アトピー便り51:彷徨(さまよ)う患者さんへ(6)

今回は最終回、(6)(番外編)以前に診てもらっていた皮膚科の待ち時間が長いから薬だけ出して欲しい。 について検証します。特に皮膚科の新患患者さんが多くなる時期にはこのような患者さんが増えてきます。患者さんは新たに診察を希望しているわけでもなく、転医を考えているわけでもありません。今までと同じ薬をできるだけ多く手軽に出して欲しいと思っているだけですが、皮膚科専門医であれば患者さんの申し出を鵜呑みにしてそのまま処方することは先ずありません。医者側としては初診の短時間で症状、経過を十分に把握することは難しいので、一般的な対応は、その時の症状に合わせて必要最低限の薬を出して経過を観ていくことです。以前の薬よりも弱い薬が処方されれば症状は当然悪くなりますし、多くの場合短期的には症状は悪化しがちです。長い期間診てもらっている皮膚科(専門医)であれば、待ち時間がたとえ長くてもいろいろな点から引き続き受診されることをお勧めします。

2016/7/3


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