〇ジャイアンツが阪神に二連勝してクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージを突破しましたが、今年に限ってはヤクルトが日本シリーズに出場する方が良いのではないかと今でも思っています。とはいうものの、ファイナルステージにも勝つようなことがあればもちろん日本一になるように応援したいと思っています。
〇一方で、日本ハムの新庄剛志新監督が就任以降その一挙手一投足に世間の関心を集めている状況ですが、今後の活躍ぶりをプロ野球ファンとしては本当に期待しています。
〇新庄ビッグボスの監督就任で指導者としての力量について巷ではいろいろ言われていますが、現役時代ストイックに練習に取り組んでいたこと、研究熱心なこと、礼節を重んじること、周囲に対する心配りなど、そのイメージ(お調子者⇒いつも明るく、楽しそう、見た目がかっこいい、華がある、話が面白い、何かワクワクすることをしてくれるなど)とは違う魅力的な面も数多くクローズアップされていて、現時点では高評価なものが目立ちます。
〇日本ハム関係者はいろいろな新庄効果を期待しているものと思われますが、当方も新庄監督にあやかって何か見習うべき点がないかなと考えてみました。すべてにおいてあまりにもスーパーすぎて真似の仕様がありませんが、これからすぐに出来そうかなと思ったのは「人の悪口を言わない」ということです。批判、指導と悪口は明らかに異なりますので、心に留めておこうと思いました。新庄監督の成功ならびにジャイアンツの復活を願ってやみません。
2021/11/9
〇当クリニックはアレルギー科を標榜していることもあって、アレルギーの血液検査を希望する患者さんが多く受診されます。症状に応じて必要な検査を行なうのが保険診療ですので、(患者さんの自己申告のみで)症状が確認できない場合、検査が必要でない場合に検査をしますと患者さん10割負担の自費診療(保険外)となります。検査希望で受診されるほとんどの方は、アレルギー科であれば保険診療でご希望通りに検査ができると思って来院されていますので、その都度説明してご理解いただいています。
〇特にアトピーに関しては、「他の皮膚科を受診していますが、検査をして欲しいので来ました」とか、「検査をしてアトピーかどうか知りたい」とか言われることがよくあります。「前者」については、(診療は希望されずに)検査だけで受診された場合にはそのままかかっていた皮膚科に戻って検査をしてもらうか、保険外で検査を行なうかになります。診察、治療も希望される転医であれば、症状がひどい場合には初診時に検査を行なうこともありますし、軽症を含めて多くの場合は再診時以降に必要に応じて検査を行なっています(必要がなければ行ないません)。「後者」についても必要であれば検査を行ないますが、アトピーの診断は問診と皮疹の診察による臨床診断によって行なわれるものであり、検査(特にIgE)は参考所見にすぎず、検査でアトピーの確定診断をするわけではないことを説明させていただいています。
〇一方で、こちらから積極的に検査をしたいケースもあります。中~重症アトピーの初診の患者さん、きちんと外用療法を続けながら症状の改善が十分でない場合、乳幼児期から小児期になって症状が悪化した場合、時期を問わず症状が急変した場合などです。このような場合にはIgE(RIST)(全体のアレルギーの傾向をみる)、IgE(RAST)(卵、ミルク、ダニなど個別のアレルギーをみて悪化因子を調べる)、TARC(アトピーの皮疹の重症度をみる)などを必要に応じて検査します。またパッチテストパネル®でニッケル、コバルトなどの金属アレルギーを含めた湿しん(かぶれ)の悪化因子を調べることもあります。
〇尚、検査の採血は一瞬痛いので、幼小児は通常嫌がります。パッチテストは3日間入浴ができませんし、二日後、三日後の受診が必要となります。TARCに関しては、その値と皮疹の経過によっては繰り返し検査をしますが、患者さんによっては検査の意義をなかなかご理解いただけません。また、すべての検査において通常の診療代に加えて検査代が余分にかかります。このような具合を踏まえて、こちらが検査を提案しても患者さんから辞退されることも珍しくありません。
〇当クリニックは検査をしない(してくれない)と思われがちのようですが、上記のような患者さん目線と皮膚科医目線の違いで誤解されているのかもしれません。先ずは患者さんの症状を治すことを念頭に置きながら、アトピー診療では検査の意義は大きいのでこれからも必要に応じて行なっていきます。検査に関して何か気になることがありましたら診察時に遠慮なくご質問ください。
2021/11/1
〇寒くなるのにつれてアトピーで受診される方が増えてきました。寒暖差に伴い、日中に汗をかいて余計に症状がひどくなる方も目立ちます。早めの治療、スキンケアを心がけてください。初診で症状の目立つ方や再診の方でも症状の悪化時、いろいろ心配なことをお話されたい、疑問に思うことについて納得いくまで説明を聞かれたい時に、土曜日ならびに診察終了時間間際に受診いただいた場合には十分な時間をご用意できないことがあります。その際は曜日、時間を変えて間近に再診いただければと思います。
〇タクロリムス(プロトピック®)軟膏を使用していて、その刺激症状にお困りの方も多いかと思います。特に小児ではタクロリムス軟膏を継続できない方も珍しくありません。最近非ステロイドのアトピーの治療薬としてコレクチム®軟膏が使用できるようになりましたので、このような方は一度お試しいただくと良いかもしれません。
〇アトピーで症状の目立つ(中等症以上の)方のために非常に効果の強い注射薬(デュピクセント®)や内服薬(オルミエント®、リンヴォック®)が最近立て続けに登場しています。その効果は重症の方、特にかゆみの強い方に対しては劇的であり、アトピー治療の新時代到来などとも言われていますが、ステロイド外用剤の治療は継続する必要があり、既存の治療にとってかわるものではありません。非常に高価であること、使用に際していろいろ注意すべきことがありますので、それらを使用する場合は当クリニックでは基幹病院に紹介させていただいております。成人のアトピーで、かゆみの強い方、きちんと治療をしても症状が良くならずにお困りの方、皮膚萎縮などのステロイドの副作用が目立つ方、関心がおありの方は診察時にご相談ください。
2021/10/26
〇小康状態とは言え、依然コロナ禍が続き、予断を許さないなか、前回更新からはや半年が過ぎました。その間いろいろなことがありましたが、個人的な関心事としては、スポーツでは松山英樹選手がゴルフ4大トーナメントの一つマスターズで優勝したこと、東京オリンピック・パラオリンピックでは数多くの日本選手が活躍されましたが、特に野球・ソフトボールでの金メダル獲得、愛媛マンダリンパイレーツ、愛媛FCの低迷、ジャイアンツのペナントレース終盤での歴史的失速、サッカーワールドカップアジア最終予選序盤での躓きなどがすぐに浮かびます。お笑いに目を移せば、キングオブコントではハイレベルな争いに感心させられる中、空気階段の圧倒的な面白さには腹を抱えて笑いましたし、漫才おぼんこぼんの仲直り企画番組には最盛期の活躍を知る者としてほろりとさせられました。
〇何はともあれ、現在進行中のZOZOチャンピオンシップでの松山英樹選手の優勝を祈念しつつ、愛媛FCのJ2残留、ジャイアンツのクライマックスシリーズでの活躍、サッカー日本代表の巻き返しを信じて、これからも不定期にまた思いつくことを記していこうと思います。
2021/10/22
〇当クリニックではスタンダードシリーズ、歯科金属シリーズの試薬、(患者さん持参の)現物を用いてパッチテストを実施しておりましたが、試薬の安定した供給ならびに適切な試薬の調整を維持することが困難になりましたのでいずれも中止させていただきます。今後は(佐藤製薬の)パッチテストパネル(陽性率の高い22種類のアレルゲンを使用)を用いてのパッチテストのみ行なわせていただきます。日常よく見られる金属アレルギーに関してはアレルゲンとしてニッケル、コバルト、クロムが含まれており、多くの場合これでチェックすることができます。尚、実施につきましては完全予約制とさせていただきます。検査料金は検査実施料3500円、試薬(薬剤)料15770円、計19270円(3割負担5780円)[2021.5.現在]となります。接触皮膚炎(かぶれ)が疑われるケースでは原因検索として保険適応で行なうことができます。接触皮膚炎の可能性が低い場合、症状の確認ができない場合にパッチテストをご希望されますと保険適応外(診察代もあわせて10割負担)になりますのでご了承ください。
2021/5/24