〇日本学校保健会で作成されている学校生活指導管理表(アレルギー疾患用)がありますが、アトピー性皮膚炎も対象疾患としてその中に入っています。記入する項目は、重症度、常用する外用薬、内服薬、食物アレルギーの有無、プール指導及び長時間の紫外線下での活動、動物との接触、発汗後における留意点、その他の配慮・管理事項についてで、主治医が記入することになっています。実際にはアトピーの子どもさんは軽症の方が多いので、これを利用することはほとんどありません。ところが、アトピーでも症状がひどくなると見た目も目立つようになりますし、強いかゆみで絶えずひっかいて集中力が欠けたりしますので、学校の先生にも現在の症状のこと、治療のこと、悪化因子などについて、この学校生活指導管理表(アレルギー疾患用)を介して理解してもらい、サポートしてもらう必要があります。学校生活指導管理表(アレルギー疾患用)が必要かどうかは皮膚科専門医の主治医に一度ご相談ください。
2019/2/7