冬場の乾燥により症状が悪化していたため治療をきちんと続けていた患者さんの中で、つけ薬がきれてもそのままで様子をみていたために急激に悪化してしまったケースや、汗をかく機会が少しずつ増えてきて、かゆみによる掻きこわしのために悪化する患者さんが増えてきました。一度症状がひどくなりますと、強い治療をしっかりと続けなければなりませんので早めの治療ならびにスキンケアの継続を心がけてください。
ステロイド恐怖症、ステロイド忌避の方が依然ごくわずかながらも見られますが、適切な治療を行えばステロイドの使用量を少なくしたり、ひいては中止もしくは中断したりすることもできます。ステロイドのつけ薬は正しく使えば恐くありません。主治医の皮膚科専門医の説明をよく聞いて、適切な治療を継続するようにしましょう。
2011/4/5