夜中の3時30分から観戦した日本対デンマーク戦と決勝のスペイン対オランダ戦は共に目覚まし時計で頑張って起きた甲斐のある試合で十分堪能しました。日本戦は先ず勝ったことに満足し、最後までパスサッカーを貫き通したスペインのスタイルには感銘を受けました。
中村俊輔選手が活躍できなかったことだけは残念でしたが、大会直前の短期間で中村選手を中心としたチームから本田選手中心のチームに切り替わったため仕方ありません。今回の戦い方では中村選手と本田選手の共存は難しかったようですが、今後スペインのようなサッカーを目指すなら中村選手のような技術と経験・実績に優れたプレーヤーは不可欠です。
ところで、マスコミの日本代表と岡田監督に対する扱いの豹変ぶりにはあきれています。実力が上の相手が集中して試合に臨めば勝つことは困難で、負けることは大したことではありません。強豪のチームと事前に数多く試合をしていろいろ準備ができたことが今回の成果につながったものと思われます。マスコミは試合結果だけに反応しすぎているように思われます。今大会のフランスの例を見るまでもなく、戦う姿勢やチームワークがなければ強いチームですら良い成績をあげることはできません。実際に今回の日本代表も諸般の事情によって結果的にチームが一丸となって最後まで戦い抜いたことが大幅なチーム力アップにつながりました。
2010/7/14