気まぐれ随想録

優先順位

 先だってボクシング世紀の一戦内藤対亀田戦がありました。結果は亀田選手の完勝で実力差を見せつけた試合でしたが、内藤選手は自分から攻撃を仕掛ける戦法に終始していました。もしも勝負にこだわって亀田選手と同じような戦い方をしていたならば少し違った結果になっていたかもしれません。亀田選手は一貫して勝利にこだわっていましたが、内藤選手にとっての優先順位はチャンピオンらしく戦う事のほうが上であったように感じました。
 ちょうど今回のボクシングタイトルマッチの放送はわが故郷松山とゆかりのあるNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の初回放送と重なってしまいました。スポーツ好きの自分としてはいつもならボクシングをリアルタイムで見るのですが、今回に限っては「坂の上の雲」の方が優先順位が上で、ボクシングはビデオ録画で見ました。
 行政刷新会議の事業仕分けでは医療分野に関してもいろいろ対象として取り上げられました。財務省の動きは相も変わらず医療費削減の一点張りで小泉政権時代からの違いが感じられませんが、長妻厚生労働大臣の言動からは医療崩壊の立て直しを最優先にしているのがうかがえます。医療分野においても民主党政権には政権交代の大義、優先順位の変更を期待したいものです。

2009/12/4


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