東日本大震災によるダメージはあまりにも甚大で、通常の生活が国民全体に戻ってくるのはいつのことでしょうか。
ところで、4月に横浜で開催が予定されていた日本皮膚科学会総会も中止となり、世間全体が自粛一色に包まれていますが、特に我が愛するスポーツの世界でも例外ではありません。その中でサッカーチャリティーマッチ日本代表対Jリーグ選抜が行われましたが、キングカズ三浦知良選手のゴールは被災からの復興を目指す日本国民の多くの方に勇気と感動を与えたものと思います。一方、プロ野球の方も阪神新井選手会長の強いリーダーシップのもとでセ・パ同時開催に落ち着きましたが、日本全体を元気づける試合が繰り広げられることを期待しています。選抜高校野球大会は東海大相模高校の優勝で幕を閉じましたが、選手宣誓は歴史に残る感動的な名場面となりました。スポーツ自体がゆとりのある生活の中での娯楽であることには間違いありませんが、通常の国民生活の妨げとならない限り、被災からの復興を目指す国民全体の心を豊かにする手段の一つとして少しずつ元の状態に戻っていくことを期待しています。
尚、松山市医師会では大震災発生直後より義援金活動を行っており、当クリニックでも多くの患者さんから募金にご協力していただきました。本当にありがとうございました。
2011/4/5